経団連・十倉会長 性的少数者への理解増進めぐる取組に苦言[2023/03/20 19:15]

 経団連の十倉会長はLGBTQなど性的少数者への理解を進めるための法案を巡り、「法案によって差別が増進されるとか訳の分からない議論がされている」と苦言を呈しました。

 経団連・十倉雅和会長:「差別禁止、そして同性婚を認める、こういう流れの中にあって日本はその前段階のLGBTQ理解増進、増進を出すのすら議論しているというのはちょっといかがなものかなと」

 十倉会長は「法案を出すことによって差別が増進されるとか、訳の分からない議論がされている感じがする」と苦言を呈しました。

 また、先月アメリカで「日本のLGBTQはどうなっているといった質問をされた」「今、国会で議論されようとしていますと答えるのも恥ずかしいぐらいだった」と振り返りました。

 そのうえで「経団連では多様性こそ社会活性化の源であり、LGBTQの差別をしてはいけないと徹底している」として、「世界に伍(ご)していくためにもしっかりした取り組みをお願いしたい」と求めました。

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