酪農の温室効果ガス削減へ 牛のエサにアミノ酸配合 飼料代削減も[2023/03/27 17:19]

 酪農から排出される温室効果ガスの削減に向けて、大手食品メーカーの明治と味の素は、アミノ酸を配合した餌(えさ)を牛に与える取り組みを始めたと発表しました。

 酪農から排出される温室効果ガスは牛のゲップに含まれるメタンなど、乳用牛由来が約45%と最も大きな比率を占めています。

 その排出量の削減に向けて、明治は味の素のアミノ酸を配合した餌を牛に与える取り組みを始めました。

 牛の排泄物(はいせつぶつ)から発生する一酸化二窒素を約25%削減できるほか、高騰する飼料代も削減できるということです。

 明治は2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロとすることを目標としていて、この取り組みを「持続可能な酪農につなげたい」としています。

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