大手電力3社に対する業務改善命令を勧告[2023/03/31 21:10]

 大手電力会社が顧客情報を不正に閲覧していた問題で電力ガス取引監視委員会は関西、中国、九州の大手電力3社に業務改善命令を勧告しました。

 大手電力会社ではグループ企業の送配電会社のシステムにアクセスし、他の新電力会社の顧客情報を不正に閲覧していたことが相次いで発覚しました。

 なかでも関西電力は入手した顧客情報を営業活動に利用し、中国と九州電力は故意に情報を漏らしていました。

 3社の悪質性がより高いとして、電力ガス取引監視委員会は業務改善命令を経産省に勧告しました。

 経産省への勧告は初めてです。

 これを受けて経産省では業務改善命令を正式に出すか検討することになります。

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