三菱UFJモルガン・スタンレー証券 クレディ債権950億円販売 結果的に無価値に[2023/04/15 01:22]

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、スイスの金融大手「クレディ・スイス」の債券950億円分を販売していたことが分かりました。クレディ社の救済合併が決まったことで、この債券は結果的に価値がなくなりました。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券によりますと、先月下旬時点で約1550口座に950億円分のクレディ・スイスの債権「AT1債」が保有されていました。販売した先は、大半が個人の富裕層だということです。

 経営悪化したクレディ・スイスを巡っては、スイスの金融大手「UBS」が先月下旬、救済合併を決めたことでAT1債は結果的に価値がなくなり、投資家の間で動揺が広がっています。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「ご心配をお掛けし、大変、心苦しく存じます。影響を受けたお客様には、今後も継続して丁寧にご説明して参ります」とコメントしています。

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