G7エネルギー・環境相会合 石炭火力の廃止時期明記せず[2023/04/16 11:32]
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札幌市で開かれているG7気候・エネルギー・環境相会合は、共同声明について石炭火力発電の廃止時期を明記せず、「段階的削減」で合意する見通しです。
石炭火力発電を巡っては、欧米各国が共同声明に廃止時期を盛り込むよう求めていましたが、石炭に依存する日本が強く反対したことで見送られます。
そのうえで、天然ガスも加えて「化石燃料を段階的に廃止する」方針を打ち出します。
また、共同声明には「原子力の重要性」も盛り込まれますが、脱原発を完了したドイツが強く反対したため、主語を「私たち」ではなく、「原発を利用する国」に限定するなど、各国のエネルギー事情に配慮する形となります。