新技術WEB3.0でエンタメを世界へ!開発コンペの受賞者決定[2023/04/24 14:20]

新技術WEB3.0でエンターテインメントの分野で世界に羽ばたこうという、エンジニアやクリエイターらの開発コンペの授賞式が22日に行われました。

このコンペは、ブロックチェーン技術を基礎としたWEB3.0と、エンターテインメント領域の「ゲーム」「NFT(非代替性トークン)」「ミュージック&グローバル」「コミュニティ」の4分野をかけ合わせて、新たなアイデアやシステムの開発をエンジニア×クリエーターたちが取り組むハッカソン(短期集中開発コンペ)。3月25日から募集が開始され、125件以上の応募がありました。最終審査イベント「WEB3 x Entertainment Creative Hackthon/IdeathonのDEMO DAY」では、14チームが最終プレゼンテーションを行いました。

まず、「ゲーム」部門では、Lineアプリから英語学習ができるAIチャットボット『GOGAKU!!!』、キーワード入力で自作のオリジナルモンスターを対戦・NFT化することができる『Prompt Monsters』、チャットアプリを介してコミュニケーションを促進させるパーティーゲーム『Shishi-odoshi』、英単語パズルゲームにNFTを組み合わせた『ZK Wordle』の4チームが最終審査に挑みました。

基調講演では、株式会社Thirdverseジェネラルマネージャーの守安功さんと、extra mile株式会社 技術顧問の内海 暢介さんが、参加者のプレゼンテーションについて、「2〜3週間という短期間にも関わらず、AI等の新しい技術を使うことで、開発工数を簡略化している点を高く評価している」と講評しました。さらに、日本がWEB3.0領域で世界へ進出していくポイントの議論の中で、守安さんはマーケティングの視点から、国や地域によって好まれるゲームに違いがあるためターゲット設定が重要としました。内海さんはチーム体制について「海外企業と英語で直接やり取りができる人材や外国人のマーケティング担当者が必要」としています。

海外からのオンライン基調講演では、Animoca Brands(アニモカ・ブランズ)COO のArnoldo Concepcion(アーノルド・コンセプシオン)さんが、「それぞれの部門に興味深いプロジェクトがいくつもあり魅力的。今後もユーザーがどういったものを求めているかを大切に開発して欲しい」と講評、世界のWEB3.0領域の潮流について、参加したクリエーター・エンジニアに指南しました。

その後「NFT(非代替性トークン)」「ミュージック&グローバル」「コミュニティ」の最終選考プレゼンテーションが行われました。受賞者は以下の通りです。

「ゲーム」部門
『GOGAKU!!!(語学)』 (株)BLOCKSMITH&Co.賞
『Prompt Monsters』 合同会社DMM.com&DM2C Studio賞
『Shishi-odoshi(ししおどし)』 (株)ドリコム賞

「NFT(非代替性トークン)」部門
『NFC.Network』『Messasge on Blockchain』 (株)サイバード賞

『ミュージック&グローバル』部門
『Music Copyright Management (MCM) Protocol』 テレビ朝日ミュージック賞
『BEAT PAD』副賞

「コミュニティ」部門
『PubGraff(ぱぶぐらふ) DAO』 (株)SHINSEKAI Technologies賞
『Web3 VOD』 テレビ朝日メディアプレックス賞

また、アクセンチュア・ジャパンのポッドキャストへの出演権「ゲーム」部門の『ZK Wordle』と、「ミュージック&グローバル」部門の『Music Copyright Management (MCM) Protocol』が選ばれました。

新技術WEB3.0を活用しエンタメ領域でも、多くのエンジニアやクリエーターが、さらに世界に羽ばたいていこうと締めくくられた最終審査イベント。その様子や、応募された一部のプロジェクトは公式サイトから見ることができます。

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