インフラ保守・点検の技術者不足が深刻 2030年に3分の1減[2023/04/28 19:49]

 鉄道や電気など、生活を支えるインフラの保守・点検にあたる技術者の数が2030年に2000年と比べて3分の1減るという調査結果が明らかになりました。

 設備メンテナンスを手掛ける「マイスターエンジニアリング」の調査によりますと、鉄道や電気などの社会インフラを保守・点検する技術者の数が2030年に2000年と比べて3分の1減少すると予測しています。

 さらに、2045年には半減し、鉄道の電気設備トラブルなどの早期復旧が難しくなり、生活にも影響を及ぼす恐れがあるとしています。

 背景には、技術者の高齢化や中小企業で後継者がおらず廃業に至るケースが増えていることがあります。

 「マイスター」社は現場業務のDX=デジタル化推進や外国人を含む幅広い人材の採用など業界全体と政府が連携した早急な対応が必要だとしています。

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