シャープ 液晶不振響き6年ぶり最終赤字2608億円[2023/05/12 00:57]

 シャープの今年3月までの1年間の決算はテレビ向け液晶パネルの市況悪化などから、2608億円の最終赤字となりました。

 シャープの2022年度の決算は、調理家電や洗濯機などの白物家電が5.1%の増収となるなど、5部門のうち4部門で売り上げが前年を上回りました。

 ただ、去年6月に海外ファンドから買い戻して完全子会社化した液晶パネルの「堺ディスプレイプロダクト」の業績悪化が響き、最終的な損益は2608億円となりました。

 シャープが最終赤字となるのは経営危機に陥った2016年度以来です。

 今年度は赤字事業を見直し、収益性の高い事業を強化することで100億円の黒字を確保する見通しとしています。

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