日銀・植田総裁 2%の物価上昇目標「変えるべきではない」[2023/05/25 21:50]

 日銀の植田総裁は2%の安定した物価上昇の目標について、「変えるべきではない」という認識を改めて示しました。

 日銀・植田和男総裁:「良い芽も少しずつ出てきていますので、そういうインフレ目標をそう簡単に変えるべきものではないと思っております」

 植田総裁はまた、「経済が改善していって企業収益や雇用・賃金が増加していくなかで、物価も安定的に2%ぐらいで上昇するという好循環の形成を目指している点は、政府と日本銀行は一致している」と述べました。

 そのうえで、目標に届いているかどうかの判断は政府と十分に意思疎通を図ったうえで、最終的には「日本銀行が自らの責任において行う」との考えを示しました。

 物価の見通しについては「誤っている可能性もゼロではない」として、「修正が必要になるという判断に達した場合は速やかに行動する」としました。

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