企業向けサービス価格指数 宿泊需要・人件費増加を反映して26カ月連続前年比プラス[2023/05/26 13:25]

 堅調な宿泊需要や人件費の増加を反映して、企業の間で取引するサービスの価格が26カ月連続で前の年を上回りました。

 日銀が発表した4月の企業向けサービス価格指数は、2015年を100とした指数で108.6と、前の年の同じ月から1.6%上昇しました。

 前の年を上回るのは26カ月連続で、2000年10月以来の高い水準です。

 国内外からの旅行の増加などを背景に宿泊サービスが4割近く上昇したほか、光熱費の高騰でクリーニング費用は2割近く上昇しました。

 情報通信や労働者派遣サービスでは、人件費の増加を転嫁する動きも見られます。

 国際運輸の価格低下を除くと全体の伸び率は拡大していて、日銀は「今後の市況動向や人件費上昇の動きが与える影響を注視したい」としています。

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