トヨタ 液体水素車で24時間耐久レースを“世界初”完走[2023/05/29 06:30]

 トヨタ自動車は液体水素を燃料とする水素エンジン車で24時間耐久レースに世界で初めて挑戦し、完走しました。

 トヨタはこれまで気体の水素燃料でレースに参戦してきましたが、静岡県の富士スピードウェイで開かれた24時間の耐久レースに液体水素を搭載した車で出場し、完走しました。

 液体の水素燃料は気体よりエネルギーの密度が上がるため航続距離がおよそ2倍に伸び、水素ステーションの省スペース化もできるということです。

 液体水素でのレース参戦は世界初だとしていて、豊田章男会長もドライバーを務めました。

 トヨタでは、走行時に二酸化炭素がほとんど出ない水素エンジン車をEV(電気自動車)とは別の選択肢として開発を進め、市販化を目指しています。

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