東芝 投資ファンドJIPによるTOB=株式公開買い付けへの応募を株主に推奨[2023/06/08 17:14]

 東芝は国内の投資ファンドなどによるTOB=株式公開買い付けへの応募を株主に対して推奨すると発表しました。買収成立に向け、大きく前進することになります。

 東芝・島田太郎社長:「本日、当社取締役会におきまして株主の皆様に対して本公開買い付けへの応募を推奨することを決議いたしました」

 株主総会を今月末に控えた東芝は8日午前、取締役会を開きました。

 そのなかで、3月にJIP=日本産業パートナーズによる買収提案の受け入れを公表して以降、関係者や株主らから前向きな意見が集まり、「買収の価格も妥当性が高まった」として応募推奨を決議しました。

 JIPは3月末に当時の株価におよそ10%上乗せした1株あたり4620円、合わせて2兆円規模で株主から株を買い付けると表明していました。

 JIPは来月下旬からTOBを始める見通しで、買収は大きく前進することになります。

 この買収計画には三井住友銀行やオリックスなどおよそ20社が融資や出資することで参加しています。

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