自転車用ヘルメット 安全基準満たさない製品が販売…国民生活センターが注意呼びかけ[2023/07/12 16:45]

 着用が努力義務化された自転車用ヘルメットについて、安全基準を満たしていないものが販売されているとして国民生活センターが注意を呼び掛けました。

 国民生活センターは通販サイトで販売されていた自転車用ヘルメットでSGマークなど製品安全規格の適合マークがない9銘柄について、衝撃吸収性を調査しました。

 この結果、9銘柄すべてがSGマークの安全基準を満たしておらず、うち2つは衝撃を吸収するための緩衝材さえ使われていませんでした。

 あごひもの耐久性も9銘柄のうち8つで基準よりも強度が不足していました。

 自転車用のヘルメットは今年4月から着用が努力義務となって一時、品切れが相次いでいました。

 国民生活センターは「性能の低い製品の流通が懸念される」として、製品安全マークがあるものを購入するよう注意を呼び掛けています。

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