EU(ヨーロッパ連合)は福島第一原子力発電所の事故に伴う日本産食品などの輸入規制について、完全に撤廃すると発表しました。
13日にベルギーで行われた岸田総理大臣との定期首脳協議でEU側は一部の日本産食品に対し、掛けていた輸入規制を撤廃することを明らかにしました。
早ければ8月上旬にも撤廃する可能性があります。
EUは現在、福島県や宮城県など合わせて10県に対し、一部の水産物や山菜類などを輸入する際に放射性物質検査を行った証明書の提出を求めていましたが、撤廃後は不要になります。
去年のEUへの輸出額は680億円と前年を上回っていて、規制撤廃によってさらなる拡大が期待されています。
ただ、韓国や中国など11の国と地域は依然として日本産食品などに輸入規制を掛けています。
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