経団連・十倉会長 来年も構造的賃上げ進める 岸田総理に提言[2023/07/21 23:00]

 「資本主義の再構築と人材育成」をテーマとした経団連の夏季フォーラムが閉会し、十倉会長は会見で来年も経済界全体で構造的な賃上げを進めていく意向を示しました。

 長野県軽井沢町で開かれた経団連の夏季フォーラムは21日、2日間の議論をまとめた総括文書をまとめ、岸田総理大臣に手渡しました。

 総括文書では国際社会の分断を回避し、資源・食料の安全保障や経済関係の強化などのため「グローバルサウス」と呼ばれるインド、中東、アフリカ、中南米を含む多様な国々との連携を求めました。

 フォーラムで講演した岸田総理が「持続的な構造的賃上げが必要」と述べたことについて、経団連の十倉雅和会長は閉会後の会見で「この機会を逃すことなく、来年も構造的な賃上げに向けて活動をしていきたい」と述べ、中小企業を含む経済界全体で賃上げを進めていく意向を示しました。

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