政府目標女性役員30%以上も…東証プライム上場企業の半数近くで女性管理職5%未満[2023/08/02 19:08]

 日本を代表する東証プライム市場の上場企業でも女性管理職の比率が5%未満の社が半数近くあることが分かりました。

 シンクタンクの日本生産性本部は、3月決算の東証プライム上場企業が6月末までに開示した有価証券報告書で「人的資本・多様性」の内容を初めて調べました。

 その結果、1064社のうち女性管理職の比率が5%未満が48.2%と半数近くを占めました。

 5%以上10%未満も23.8%ありました。

 業種別平均では特に「鉱業・建設業」や「電気・ガス業」で女性管理職の比率が低くなっています。

 政府は東証プライム上場企業を対象に2030年までに女性役員の比率を30%以上とする数値目標を掲げていますが、日本生産性本部では「女性については役員になる可能性がある管理職のすそ野が広がっていない」と厳しい見方をしています。

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