10月から始まる消費税のインボイス制度について、中小企業経営者の4人に1人が、インボイス発行事業者として登録しない予定であることが民間の調査で分かりました。
現在の制度では、売上高1000万円以下の事業者は消費税が免除されていますが、10月1日からは商品の税率などを記載したインボイスを発行し、課税対象となることが事実上求められています。
インボイス発行事業者として登録しない場合、原則、税額控除が受けられず取引先の税負担が増える可能性があります。
エヌエヌ生命が中小企業経営者7225人を対象に先月行った調査によりますと、発行事業者に「登録している」が41.4%となる一方で、「登録予定がない」が24.7%に上りました。
登録しない理由としては「業務負担が増える」「対応人材がいない」などが上位を占めています。
また、インボイス制度については5.1%が「全く知らない」と回答し、「具体的な内容まで知っている」は23.9%にとどまりました。
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