7月の中国向け水産物の輸出額は規制強化の影響で2年半ぶりにマイナスとなりました。
農林水産省は5日、7月の中国への水産物の輸出額について前の年同じ月と比べ、23.2%マイナスの77億円と発表しました。
中国への水産物の輸出額がマイナスになるのは2021年1月以来、2年半ぶりです。
処理水の放出を前に中国が水産物への検査を強化した影響を受けたとみられます。
中国は日本にとって最大の水産物輸出国で、農水省は処理水放出後の中国による輸入全面規制の影響については「今後出てくる可能性もある」としています。
政府が水産業者への支援策として207億円追加することを閣議決定したことを受け、野村農水大臣は「水産事業者に寄り添った対策に万全を尽くしたい」と述べました。
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