住友生命 個人年金の予定利率38年ぶり引き上げ[2023/09/07 21:40]

 生保大手の住友生命が一部の個人向け年金保険で契約者の「予定利率」を38年ぶりに引き上げることが分かりました。

 引き上げられるのは年金支払いの開始までが30年以上となる若い世代の契約者が中心の個人年金保険です。

 現行の0.65%から0.80%に引き上げられ、この利率は契約日が来月2日以降の保険から適用されます。

 変更によって支払う保険料は20歳で契約し、受取額が720万円の代表的な商品とした場合、毎月555円安い1万3384円となり、40年間払い続けたとして総額で約27万円安くなります。

 背景には日銀が7月に長期金利の運用を柔軟化させ、市場金利が上がっていることなどがあります。

 住友生命は保険料が下がることで若い世代のニーズを取り込みたい考えです。

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