鉄塔の耐震性に不備 会計検査院が国交省に改善処置要求[2023/09/22 18:15]

 国土交通省が所管する防災情報や被害情報を伝送する多重無線回線の拠点で、耐震性が確保されていないなどと指摘された設備が57カ所あることが会計検査院の調査で分かりました。

 国交省は災害時でも防災情報や被害情報を伝送できるよう、断線のリスクが少ない多重無線回線のネットワークを構築するための鉄塔などを設置しています。

 阪神淡路大震災で一部の設備に被害が生じたことから耐震診断を行うことになっています。

 会計検査院が全国232の拠点を調査したところ、耐震診断が行われてなかったり、耐震性の確保がされていなかった拠点が57ありました。

 会計検査院は国交省に対し、耐震診断の重要性の周知や耐震性が確保されているか、事務所から定期的に報告させて把握するなどの改善処置を求めました。

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