財政審 中小企業補助金など議論 厳しい意見相次ぐ[2023/10/12 00:33]

 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会で、コロナ禍で大きく膨れ上がった中小企業向けの補助金が議論され、「縮減するのは当然だ」など、厳しい意見が相次ぎました。

 審議会では、新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業向けの「事業再構築補助金」が取り上げられました。

 業態転換などに挑戦する中小企業を支援するため、2.4兆円が予算化されていますが、ゴルフなど一部の事業に集中するなどしていて、「日本経済の構造変換に資するものだったか検証が重要」との意見や制度の見直しを求める声が多かったということです。

 また、深刻化する私立大学の定員割れも取り上げられ、改善のための具体的な対応策を作っていない私立大学に対し、補助金の要件を見直すよう求める意見も出ました。

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