三菱自動車 中国から完全撤退へ きょうの取締役会で決定[2023/10/24 11:40]

 三菱自動車は、不振が続いていた中国市場から完全に撤退することを24日に開く取締役会で正式に決定します。

 三菱自動車は、中国南部で2012年から現地メーカーとの合弁で、主にガソリン車の生産を続けてきました。

 しかし、中国でのEV=電気自動車へのシフトが急速に進み、2022年度の販売台数は、ピーク時のおよそ5分の1に落ち込みました。

 このため中国での生産、販売など完全に撤退することを24日に開く取締役会で正式に決定します。

 関係者は「現地のEVメーカーのコスト競争力には勝てず、ギブアップするしかない」と話しています。

 世界最大の中国市場を巡っては、他の日本メーカーもEV化の出遅れから苦戦が続いています。

こちらも読まれています