去年のレジャー市場62兆円超 国内旅行などで前年より12.7%増[2023/10/26 17:02]

 レジャーに関連して消費される市場規模が去年、62兆8200億円余りに達し、旅行をはじめ、外出する人が増えたため前の年より12.7%増えたことが分かりました。

 シンクタンクの日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2023」によりますと、2022年のレジャー別の参加人口は国内旅行が4080万人と最も多く、コロナ禍前の2019年以来3年ぶりにトップに戻りました。

 次いで動画鑑賞の3660万人、読書の3490万人、外食の3410万人などとなっています。

 これらレジャーによって消費される商品やサービスなどの市場規模は62兆8230億円で、前の年より12.7%増えました。

 ただ、去年も特に前半にコロナ禍の影響が残り、2019年と比べると13.1%少なくなっています。

 そうしたなかでも登山・キャンプ用品が好調なアウトドアや首都圏を中心とするコンサートなどはいち早く回復していました。

 レジャー産業が専門の桜美林大学・山口有次教授は「今年もレジャーはプラス方向になっているとみられ、市場規模が2019年と同じ水準まで回復して、『コロナ禍から抜けた』と言えるようにまでなるか注目している」と話しています。

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