「価格上昇の防衛装備品、調達見直しを」財制審[2023/10/27 18:15]

 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会は大幅に価格が上がっている戦闘機などの防衛装備品について、調達方法を見直すなどして価格を抑える必要があると指摘しました。

 政府は防衛力の整備に必要な歳出を今年度からの5年間で43兆円としています。

 しかし、防衛省の来年度の概算要求では戦闘機の価格が以前より3倍近くになるなど装備品が軒並み値上がりしています。

 これについて財務省は輸入品の価格上昇や為替による影響は部分的だと指摘し、調達元の企業に一定の利益が確保される調達の仕組みなどにも原因があるとしました。

 審議会の委員からは「防衛装備庁に調達価格を抑える努力をしっかりしてもらう必要がある」といった声が上がったほか、「必要な見直しはすべきだ」との指摘もありました。

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