ゼネコン大手の鹿島建設は、人材確保を目的に来年4月に入社する新卒の初任給をこれまでよりも3万円引き上げると明らかにました。
鹿島は優秀な人材を確保するためとして、総合職の新卒の初任給を3年連続で引き上げます。
増額の幅も過去2年の5000円から3万円に大きく増やし、2024年度に入社する大卒は28万円とします。
院卒や高専卒も増額します。
建設業界では、労働力不足に加え残業時間の上限が規制される2024年問題も控え、人材の確保が課題となっています。
この春には、基本給を一律に引き上げるベースアップも相次ぎました。
今年度の新卒初任給は、清水建設が2万円引き上げたほか、大林組や大成建設、竹中工務店も増額していて今後、鹿島の動きに続く可能性があります。
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