“日銀の金融緩和策は終焉を”経済同友会・新浪氏[2023/11/14 18:50]

 物価高につながる円安が1ドル151円台に至った一因とされる日銀の金融緩和策について、経済同友会の新浪代表幹事は会見で「そろそろ終焉(しゅうえん)させていかないといけない」と強く転換を求めました。

 経済同友会 新浪代表幹事:「(日銀の金融緩和策は)多分、国民経済に与えている影響が圧倒的に大きくなっているのではないかと思う。そろそろ今の金融政策というのは終焉させていかないといけない」

 そのうえで、日銀が金融緩和策の一つで大量の国債を買って長期金利を抑える「イールドカーブコントロール」について「相当な意味で崩れている。世界の市場は不自然なコントロールをする者に対して厳しい」と分析しました。

 さらに「日本の経済力からすると1ドル151円は円安すぎる。適度なら110円くらい」と為替の具体的水準まで言及し、早期に対応しないと本当に国の富を失うと懸念を表明しました。

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