第一生命HD社員5万人対象に7%賃上げ方針 一律で自社株式50株を交付も[2023/11/15 14:32]

 生命保険大手の第一生命ホールディングスが来年度からグループ約5万人の社員に対して7%の賃上げを実施する方針を固めたことが分かりました。

 来年4月から実施される賃上げの対象は中核子会社である第一生命保険の社員ら約5万人で、営業職員も含まれます。

 定期昇給に加えて大手生命保険会社では唯一の株式会社である利点を生かし、一律で社員1人あたり50株の自社株を交付します。

 交付する株式の価格は今月10日時点で約15万円で、定期昇給分と株式価格を合計すると、今年度と比べて7%の賃上げが実現する見通しです。

 株式を交付することで企業価値の向上を図るとともに、一人ひとりが経営に参画しているという意識を高める狙いです。

 人件費は約80億円増加しますが、第一生命は賃上げによって優秀な人材を確保したい考えです。

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