「物価上昇で自動賃上げを」経済同友会・新浪代表幹事が案[2023/11/28 18:47]

 18カ月連続で実質賃金がマイナスとなるなか、経済同友会の新浪代表幹事は物価の上昇に合わせて自動的に賃上げする案を明らかにしました。

 経済同友会 新浪代表幹事:「欧米を中心とした賃金の仕組みを見てるとCPI(消費者物価指数)が上がったら自動的に上がるというコンセンサスが社会にでき上がっている。それは生活者、社員の生活を守るということになるんで」

 そのうえで、新浪代表幹事は物価の上昇に合わせて自動的に上げるのは定期昇給ではなく、賃金のベースアップだと明言しました。

 業績で上下してきたボーナスについても労使が一緒になり、収益の目標を共有して上げていくという発想も必要ではないかと述べました。

 さらに、この案では物価が下落した場合、賃下げにならないよう労使が努力して生産性を上げることが必要だと付け加えました。

 実質賃金マイナスへの対応を巡っては経団連が先に大企業では、定期昇給も含めれば物価上昇を上回る賃上げを実現しているという独自の見解を示しています。

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