建設費が膨んだ大阪万博の博覧会協会は運営費も大幅に増えて1160億円になるという素案を正式発表したものの、会見では赤字になった場合の補填について明言を避けました。
大阪万博の警備費用などを含めた運営費は3年前に見込んでいた809億円から351億円増え、1160億円とする素案が14日の協会理事会で示されました。
人件費の上昇に加えて韓国・ソウル梨泰院（イテウォン）での雑踏事故や安倍元総理への銃撃事件などを踏まえて警備を見直したことで、コストが上昇したとしたということです。
増えた351億円は入場券やロイヤリティの収入などで対応するとしています。
14日の会見では赤字になった場合の補填について質問が集中しましたが、協会側は「赤字にならないよう努力する」と繰り返し明言を避けました。
新たな運営費については次回の理事会で正式に決まる見通しです。
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