政府が輸出に積極的な産地を50程度認定へ 交付金の優遇も[2023/12/25 21:15]

 政府は農林水産物・食品の輸出を拡大するため、積極的に輸出に取り組む産地を選定し、支援する方針を明らかにしました。

 政府は25日に関係閣僚会議を開き、「2025年に輸出額2兆円」という目標達成のために定めている「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」について見直す議論をしました。

 具体的な内容としては輸出に積極的な産地を2025年度までに50程度選定し、こうした産地については交付金を優遇的に受け取れるよう支援していくものや中国の輸入規制で影響を受け続けているホタテなどの輸出先の転換や多角化を図るといったものです。

 今年の農林水産物などの輸出額は9月時点で1兆531億円と過去最速のペースで1兆円を超えていますが、輸入規制の影響で輸出額は減速していて、農林水産省は今回の見直しで目標達成に向けて輸出額を伸ばしていきたいとしています。

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