全銀ネット役員11人処分 10月の障害受け NTTデータ社長らも報酬自主返上[2023/12/28 17:31]

 10月に大規模な送金システムの障害が発生した全銀ネットは今月28日、役員を厳重注意とするなどの処分を発表しました。

 大規模障害では、三菱UFJ銀行など10の金融機関で2日間にわたって振り込みに遅れが出るなどし、影響件数は566万件に上りました。

 これを受け、全銀ネットは辻松雄理事長や松本康幸業務執行理事について、リスクの洗い出しが不十分だったことなどから「厳重注意」とするなど、役員11人の処分を決めました。

 辻理事長は全国銀行協会・専務理事としての月額報酬20%を3カ月間、自主返上することも申し出たということです。

 また、ネットワークを提供したNTTデータも本間洋社長が月額報酬20%を1カ月間、自主返上するなど、関係役員4人が報酬の自主返上を申し出たことを明らかにしました。

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