日航機炎上 衝突直後から機内連絡システム作動せず[2024/01/04 00:44]

 羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、衝突直後に日本航空の機内の連絡システムが作動しなくなっていたことが分かりました。

 日本航空によりますと、海上保安庁の航空機との衝突直後から、乗務員同士の会話や乗客へのアナウンスに使用する連絡システムが使えなくなりました。

 そのため、本来は機長の指示を仰がなければならない非常口の開放について、機内最後方の客室乗務員は自らの判断で開放して乗客を避難させ、最終的に機長が全員の脱出を確認したということです。

 また、全部で8カ所の非常口のうち、開放した3カ所以外は火災が確認されたため使えないと判断したとしています。

 この便は満席に近い状況で、衝突から18分間で乗客乗員合わせて379人全員が無事に脱出しました。

 システムが使えなくなった原因は不明だということです。

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