地震で志賀原発に影響「不安を感じる方多い」 早期再稼働訴えていた経団連会長[2024/01/09 17:17]

 能登半島地震によって志賀原発の設備などに影響が出たことについて、去年11月に現地を視察して早期再稼働を訴えた経団連の十倉会長は「不安を感じる方が多いので適時適切に情報提供していただきたい」と述べました。

経団連・十倉会長
「重要なことは、やっぱり不安になります。不安を感じられる方が周辺住民・国民に多いと思いますので、各原子力発電所の現状や安全性について原子力規制庁や事業者を中心に適時適切に情報提供していただきたいと思います」

 十倉会長はこのように述べたうえで、地震活動が続いているなか、北陸電力など事業者が緊張感を持って安全確保に全力を尽くすよう求めました。

 北陸電力は石川県志賀町にある志賀原発2号機の再稼働を求めていて、去年11月に十倉会長は現地を訪れ、緊急時対策棟や原子炉建屋の一部などを視察していました。

 視察後、十倉会長は「安全安心が第一で地元住民の了解を得てという前提であるが、一刻も早く志賀原発再稼働できるよう願っている」と述べていましたが、元日の地震では志賀原発の設備に損傷などの影響が出ました。

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