ダイハツ工業の車両の認証試験を巡る不正問題を受けて、親会社であるトヨタ自動車の佐藤恒治社長が経営体制の刷新を検討する考えを示しました。
報道陣の取材に応じた佐藤社長は、ダイハツが国土交通省から「体制の抜本的な改革」を求める是正命令を受けたことについて冒頭、「多大な不安・迷惑を掛けていることに対して、改めて心から深くおわびを申し上げたい」と謝罪しました。
ダイハツの車で大量生産に必要な「型式指定」が取り消されることに対し、「極めて重い。真摯に向き合わなければいけない」と話しました。
また、ダイハツの今後について、1カ月後をめどに再発防止策を策定するとともに、「経営の体制も見直していくべきだ」述べ、役員の刷新や事業領域の見直しも検討する方針を明らかにしました。
国土交通省は16日、不正の内容が特に悪質であるとした3車種の「型式指定」を取り消す方針を示し、ダイハツの奥平総一郎社長に不正事案に対する是正命令書を手渡しました。
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