ブロッコリー「指定野菜」になります! 半世紀ぶり何変わる?[2024/01/22 18:58]

 ブロッコリーが売れに売れ、半世紀ぶりに「指定野菜」となることが決まりました。

 今や様々な料理に欠かせない「食卓の味方」。オリーブオイルで焼いたステーキは、しょうゆと粉チーズをかければ手軽に完成。人気急上昇の野菜です。

 都内の青果店では22日、お客さんが次々と手に取っていきます。

大権商店 森輝夫さん
「最近、ブロッコリーはすごく売れるようになった。絶対になくては駄目な商品になった。前はなくても良かったが、今はないとお客様もがっかりする。ブロッコリーは必ず良いものを用意している」

買い物客
「週に3回くらい買う」
「(Q.買う理由は?)子どもが唯一、ブロッコリーだけ食べられるので」

 出荷量が増加しているブロッコリーを農林水産省は2026年から指定野菜に追加します。指定野菜は特に消費量が多い野菜を国が定めていて、現在はニンジン、トマト、ナスなど14品目です。新規の追加は1974年以来、約50年ぶりです。ブロッコリー農家からは喜びの声が。

ブロッコリー農家 ゆうゆう農場 大村裕輔さん(38)
「メリットとしては、供給の調査が今まで以上に生産者に可視化されることで作る量の予想が付く。価格の安定も今まで以上に農家にとって分かりやすくなるのは安心の材料」

 指定野菜になることで価格が下がった場合に国からの補填が手厚くなります。

ブロッコリー農家 ゆうゆう農場 大村裕輔さん
「これから絶対に供給が増えることは間違いない野菜だと思う。需要増になるにつれて色々な使い方が開拓されていくとうれしい」

こちらも読まれています