国内初 SL燃料に植物由来のバイオコークス 栃木で実証実験[2024/01/31 17:55]

 国内で初めて蒸気機関車に植物由来の燃料「バイオコークス」を使った実証実験が栃木県で始まりました。

 蒸気機関車は石炭を燃やした蒸気を動力としていますが、東武鉄道は観光用に走らせている蒸気機関車「SL大樹」の燃料の40%をバイオコークスに置き換え、燃焼効率やボイラーへの影響など実用性を検証します。

 実証実験は約1年間行われ、年間150トンのCO2の削減が見込めるということです。

 実験の期間中はバイオコークスを使用する蒸気機関車のナンバープレートを緑色にします。

 また、ディーゼル機関車の燃料もバイオディーゼル燃料が混合された軽油に置き換えます。

 これによって年間2.5トンのCO2削減が見込めるとしています。

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