金利上昇で国債の利払い費用など大幅増へ 財務省が試算[2024/02/02 22:01]

 金利の上昇などを背景に国債の利払い費などに充てる国債費が3年間で7兆円余り増えるとの試算が示されました。

 財務省は2024年度の予算案をもとに今後3年間の歳出や歳入の見通しを試算した「後年度影響試算」を国会に提出しました。

 名目成長率が3%の場合、2024年度予算案で27兆円となっている国債費は2027年度に34兆2000億円に上昇するとしています。

 また、去年の同じ時期に出された試算では2026年度の国債費は29兆8000億円でしたが、想定される金利が大幅に上昇していることなどから今回の試算では2兆円多い31兆8000億円に膨らんでいます。

 これまで長らく低かった金利が上昇に転じることで、1000兆円以上に積み上がった国債残高がさらなる財政の負担になることを示しています。

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