1月の企業物価指数35カ月連続でプラス 日銀発表[2024/02/13 09:49]

 企業の間で取引されるモノの価格を示す企業物価指数が発表され、1月は速報値で前の年の同じ月と比べて0.2%上昇しました。

 日本銀行が発表した1月の企業物価指数は120.1で、前年と比べて0.2%上昇しました。

 去年12月は速報値では横ばいでしたが、最新の訂正値ではプラス0.2%だったため、35カ月連続で上昇となりました。

 原材料高の価格転嫁が続く「飲食料品」や、自動車の鋼材価格が上昇している「輸送用機械」などが数字を押し上げました。

 その一方で、政府のエネルギー補助金の影響で「電力・都市ガス・水道」や、世界的に木材の需要が下落している影響で「農林水産物」が数字を押し下げました。

 日銀は、引き続き物価を巡る情勢は、不確実性が高いと分析しています。

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