最も備え必要な災害は「地震」 住友生命の防災アンケートで9年連続1位[2024/02/15 14:00]

 大手生命保険会社の防災に関する調査で、最も備えが必要だと思う災害は9年連続で「地震」が1位になりました。

 住友生命が去年12月に全国の男女1000人を対象にアンケート調査を行ったところ、最も備えが必要だと思う災害は「地震」が73.1%で9年連続1位でした。

 2位は「台風」(9.0%)、3位は「大雨・洪水」(6.2%)、4位が「津波」(3.5%)でした。

 こうした災害への備えとして、十分な対策を行う場合に必要とされる理想の費用は年間で平均3万9662円となりましたが、実際に支出された平均金額は1万292円で、理想と現実の間で大きなギャップが見られました。

 家庭で実施している防災対策の1位は「非常用飲料水の備蓄」(36.2%)がトップでしたが、2位は「特になし」(32.5%)でした。

 「特になし」と回答した人は年代が下がるほど多く、20代では約5割を占めました。

 また能登半島地震のように大規模な災害が発生すると、電気や水道などのライフラインに長期間影響が生じますが、そうした状況下での在宅避難で何らかの対策を「講じている」と回答した人は約4割にとどまり、「講じていない」と回答した人は約6割に上りました。

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