中小製造業の課題解決に “誰でも使える”デジタルツール[2024/02/22 10:59]

 中小の製造業が抱える人手不足や技術継承の問題を解決するため、工場の現場で誰でも使いやすいことを目指したデジタルツールのサービスが始まりました。

 このサービスは製造業の機械工具などを扱う専門商社「山善」が、町工場のニーズを意識して開発されたということです。

 モノづくりに欠かせない図面や設備の点検・修理に関する情報など、現場で紙ベースだけになりがちだった重要な要素をおよそ4項目にまで絞ってデータ化することで、誰にでも使い勝手の良いデジタル共有ツールを目指します。

プレス加工などの技術を扱う盛光SCM 草場寛子代表
「(デジタル化は)結局、機能が多機能になればなるほど手間がかかる。デジタル化ばっかりを推進するだけではなく、現場の声をいかにシステム会社が拾っているかと」

 また、中小の製造業の現場では、大企業であれば営業マンやコンサルティング業者が分業しているような業務を技術者一人で負担しなければならない問題を抱えていて、このサービスによってこうした問題解決への期待が寄せられています。

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