CO2排出量7割削減のドーム 大阪・関西万博の施設に活用へ[2024/03/13 10:47]

 建設過程でのCO2の排出量をおよそ7割削減した環境配慮型のドームが、来年開幕する大阪・関西万博で建設されることが13日午前に発表されました。

 通常のコンクリートは、製造までに多くのCO2を排出しますが、建設大手の鹿島建設が開発したこのドームは、特殊な2つのコンクリートを採用し、CO2の排出を大幅に抑えています。

 まず、材料の改良などでCO2排出量を6割程度削減したコンクリートを吹き付け、さらにCO2を吸収して固まるコンクリートを吹き付けた後、CO2を充填(じゅうてん)します。

 これによって同じ規模の建築物よりもおよそ7割のCO2を削減できるということです。

 大阪・関西万博では、子どもたちが未来の技術などさまざまな体験をできる施設として活用される予定です

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