ビッグモーターへの監査で10の問題確認利益追及の企業風土など 国交省[2024/03/29 14:40]

 ビッグモーターの保険金不正請求問題で、国土交通省は問題の背景として降格人事の頻発や利益追求の企業風土に根差した業績目標など10の問題を確認したと公表しました。

 国交省は去年7月以降、順次行ってきたビッグモーターの全国130店舗に対する監査の結果をまとめ、保険金の過剰請求などの法令違反を確認した114店舗に事業停止などの行政処分を実施したと明らかにしました。

 また、各店舗における法令違反の背景を調べるためビッグモーター本社に監査を実施したところ、10の問題を確認したとしています。

 具体的には本社による各工場の管理機能の不全や連携の不備、降格人事の頻発や利益追及の企業風土に根差した業績目標と給与体系などが挙げられています。

 国交省はすでにビッグモーターから改善報告書を受領していて、今後、仮に新会社になったとしても、法令に従って継続的に実施状況を確認するとしています。

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