言葉は似てるけど…国産牛と和牛 まったく別物なんです[2024/03/29 19:50]
29日は肉の日。言葉ではよく似ている「国産牛」と「和牛」。その違いは何なのか調べてみました。
■きょう29日は“肉の日”徹底調査
3月29日は「肉の日」。お肉といえば、真っ先に牛肉を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。そんな牛肉、お肉屋さんには国産牛と和牛が売られていますが、その違いを知っているでしょうか。
20代の人
「聞いたことあるけど、説明できないです」
50代の人
「よく夫と話をしていて…でも説明はできない」
国産牛と和牛。言葉は似ていますが、その違いは何なのか…。
東京・渋谷区で地元に愛されて70年以上、続く精肉店の社長に教えてもらいました。
小林精肉店 小林進社長
「黒毛和牛と国産牛はよく日本の牛っていいますが、全然違うものなんです」
全然違う…。国産牛も和牛も、日本の牛じゃないのでしょうか。
■「国産牛」と「和牛」何が違う?
どう違うのでしょうか。まず国産牛について聞きました。「国産」とありますが…。
小林精肉店 小林進社長
「外国から来た牛を日本で長く育てて、期間が一番長ければ国産として出回る」
国産牛は海外で生まれた牛も含めて生まれてから出荷までの間、日本で飼育された期間が最も長い牛のことをいいます。
それでは和牛は…。
小林進社長
「和牛は一般的に黒毛和種です。茶色い短角(和種)とか4種類ある」
和牛は「和種」というように、黒毛和牛に代表される日本の在来種をもとに作られた食肉専用の牛のことです。
和牛と名乗れる牛は4種類だけで、まず霜降り肉が特徴の「黒毛和牛」の他に茶色い毛の「褐毛和牛」「日本短角牛」、ツノが生えていない「無角和牛」がいます。
ただ、黒毛和牛以外を知っている人はあまり多くないのでは…。実は日本で流通している和牛の98%が黒毛和牛だそうです。
国産牛と和牛の違いは、国産牛は「日本で育った期間が一番長い牛」。和牛は「日本の在来種をもとに作られた食肉専用の牛4種」でした。
60代の人
「ちょっと偉くなりましたね、きょうで」
70代の人
「そう思って(牛肉)買うことにします」