信託協の高倉新会長「住宅ローン変動金利すぐに状況変わらない」[2024/04/03 17:45]

 信託協会の高倉透会長が就任後、初めて会見し、日本銀行がマイナス金利の解除など大規模緩和策を修正したことに対し、変動金利型の住宅ローンはしばらく上昇しないとの見通しを示しました。

信託協会 高倉透会長
「(変動金利型の住宅ローンは)すぐに状況が大きく変わっていくという感じは私自身は思っていない。日本銀行の金利政策の今後の動向もまだしばらく見定める必要のある環境」

 三井住友トラスト・ホールディングスの社長を務める高倉会長は、団塊ジュニア世代がすでに45歳を超えているなかで、新規の住宅着工や住宅購入は伸びにくい環境になっているとの考えを示しました。

 そのうえで、変動金利型の住宅ローンの金利は、住宅購入などの資金需要と金融機関の間での競争とのバランスで変化するだろうと述べました。

 また、円安傾向にある最近の為替について「行き過ぎだとは思っていない」としつつも、もう少し円高の方が好ましいとの見方を示しました。

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