新入社員 「就職先に定年まで」は5分の1にとどまる[2024/04/22 18:26]

 この春に入社した新入社員への調査で、就職先の会社で「定年まで働きたい」と答えた人の割合が全体の5分の1余りにとどまったことが分かりました。

 東京商工会議所がこの春の新入社員を対象にした調査では、「就職先の会社でいつまで働きたいか」の質問に対し、「定年まで」とした割合は21.1%と2006年度以降で最も低くなりました。

 一方で、「チャンスがあれば転職」と答えた割合は26.4%に上り、18年ぶりに「定年まで」を逆転しました。

 また、就職活動について「順調だった」「ほぼ順調だった」を合わせた割合は62.2%で、コロナ禍で低下していた3年を上回り、最も高くなりました。

 東商は、新入社員の長期勤続への志向が低下しているとしたうえで、背景として「売り手市場で転職しやすい環境にあるため」と説明しています。

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