「口コミで高評価ならワクチン接種を割引」都内の医療法人にステマ規制で初の措置命令[2024/06/07 18:21]

 ワクチンの接種費用を割り引く代わりに高評価の口コミをネット上で投稿させたのは、景品表示法のステルスマーケティング規制に違反するとして、初めての措置命令が医療法人に出されました。

 消費者庁によりますと、医療法人社団祐真会が運営するクリニックではインフルエンザワクチンの接種に訪れた人に対し、グーグルマップの口コミ欄に星4つ以上の高い評価を投稿することで割り引きをすると伝えていました。

 消費者庁は500件余りの投稿のうち45件を不当表示とし、広告であることを隠して商品などを宣伝する、いわゆる「ステマ」にあたるとして、投稿の削除や再発防止などを命じました。

 「ステマ」は去年10月に景品表示法の不当表示の対象になっていて、措置命令が出されるのは初めてです。

 消費者庁によりますと、祐真会は消費者庁に対し「あずけるコメントはない」としているということです。

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