キリンがファンケルを買収 完全子会社化目指す[2024/06/15 05:55]

 大手飲料メーカー「キリンホールディングス」は、健康食品などを手掛ける「ファンケル」を買収し、完全子会社化を目指すと発表しました。

 キリンホールディングスは今月17日から来月29日まで、ファンケルの株に対し1株あたり2690円で公開買い付けを実施します。

 年内にも全株式を取得し完全子会社化を目指すとしていて、買収額はおよそ2200億円を見込んでいます。

 キリンは2019年にファンケルと資本業務提携を結んでいて、現在、株式のおよそ33%を保有している筆頭株主です。

 主力のビール類市場が右肩下がりとなっているなか、新型コロナなどで健康志向が高まっていることを受け、ヘルスサイエンス事業を加速化させ、収益の基盤としたい考えです。

 キリンはファンケルを完全子会社化し、10年以内にヘルスサイエンス事業での売り上げ5000億円を目指します。

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