コーセー 新工場のエネルギーに水素活用 山梨県と連携[2024/06/14 20:07]

 大手化粧品メーカーが山梨県に作る新たな工場では、国内で初めて建設に必要な電力を水力発電のみで賄います。

コーセー 小林一俊社長
「私はずーっと実は南アルプス市にこだわりを持っていまして、南アルプス市を超える土地はなかったのかなと」

 化粧品メーカーのコーセーは山梨県と連携し、南アルプス市に化粧品の製造工場を建設すると発表しました。

 国内で初めて二酸化炭素を排出しない水力発電のみで建設するとしています。

 稼働後にも化粧品の材料を溶かす時などに必要な熱エネルギーは、山梨の水を電気分解して製造した水素を燃やしてつくります。

 電気分解に必要な電力は太陽光発電を利用するため、二酸化炭素を発生させず、環境への負荷が軽減できるということです。

 また、今後、この工場で作られる化粧品の原料などにも山梨の水を利用するとしています。

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