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2025年10月6日 19:52

中秋の名月に“シン・団子” 団子も“セルフ焼き”時代へ

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 6日は年に一度の「中秋の名月」です。花より団子な人にぴったりの「団子の世界」です。

■中秋の名月に“シン・団子”

 皆さん、6日は1年で最も月が美しく見える日であり、1年で一番お団子が恋しくなる日ではないでしょうか。

50代の人
「(Q.きょうは何を購入?)お月見団子。毎年、楽しみにして買っている。季節、丁寧なことをしている満足感につながる」
「きょうは仕事終わり。気になったので家でお祝いしようかと。飾って夜、過ごそうかな」

 創業87年の老舗和菓子店で次々と売れていたのは年に一度のお楽しみ。中秋の名月の6日限定で「お月見団子」のセットを販売です。

亀屋万年堂総本店 店長
「こしあんとみたらしあんが付いている。好みで選んでもらい、召し上がっていただくお団子」

 「お月見団子」を求める人のなかには…。

40代の人
「息子に『絶対お月見団子買ってきてね』と言われて、探しに来た」

 憧れのお月見団子を無事ゲットした息子さんに会うため、お宅に伺いました。

浩太郎君(7)
「十五夜の日」
「(Q.十五夜の日はお団子を楽しみにしていた?)はい」

 お団子が入っていた箱は、そのまま飾りになります。

 こうして十五夜に昔ながらの方法でお団子を味わう人もいれば…。

■団子も“セルフ焼き”時代へ

団子を注文した人
「(Q.今は何を?)今、提供していただいたお団子を温めている」

 新しい、でもどこか懐かしいやり方でお団子を楽しむ人もいました。
 
 東京・渋谷区の店では「セルフ」で味わうお団子が人気です。

 七輪で焼いたアツアツのお団子をお好みのみたらし2種類に付け、いただきます。

団子を注文した人
「柔らかくておいしい。他では見ない(食べ方)ですよね。(他では)出来上がってたれも付いた状態で出てくる」
「自分の好きなタイミングで、アツアツのまま食べられるのは良い」

 独自のやり方でお団子を提供する理由は…。

味甘CLUB 店主 岸田あんなさん
「アツアツだと食感も違うし、甘みもグッと引き出される。和菓子も出来立てがおいしい」

■新感覚“沈む”団子とは?

 続いてのお団子の特徴は「しずむ」です。

団子を注文した人
「初めて食べて、想像と違ったのでびっくり」

 作り方からも違いが分かる、そのお団子。和のお菓子なのに温め中の鍋の中身は洋菓子のクリームのよう。

 トロトロのまま容器に注いだら、上からかけたのは透き通ったみたらし…。

ひいらぎ銀座本店 高橋亜利沙マネージャー
「オーナーの祖母がみたらしが好きで、年齢を問わず楽しんでもらえるように作った。喉に詰まってはいけないので、そこから発想して」

 そんな思いから生まれた一品。沈んでいるのは液体みたいにトロッと伸びるお団子です。

団子を注文した人
「フワフワで団子じゃないみたい。めっちゃおいしい。モチモチっていうよりは、ふわとろ系」
「プリンっぽい感じ。結構なめらかな感じでびっくりした。みたらしも甘すぎなくておいしかったです」

 “しずむ”お団子人気は外国人観光客にも…。

上海在住の人
「きょうは団子を食べる日なんだって」
「団子の日なんだ。知らなかったな」

 2人が選んだのは黒ゴマのお団子です。

上海在住の人
「ナイス!」
「とても甘い香りがする」
「2人ともゴマが好きだから、おいしいのよね。季節のデザートだと思うから」

 皆さんも今晩はお月さまと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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