経済

2025年10月10日 16:03

10年物国債利回りが一時1.7%に上昇 政治の不透明感への警戒広がる

10年物国債利回りが一時1.7%に上昇 政治の不透明感への警戒広がる
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 長期金利の指標となる10年物国債の利回りがおよそ17年ぶりに一時1.7%台をつけました。

 10日の国内債券市場では10年債の利回りが一時1.7%台に上昇し、2008年以来、およそ17年ぶりの高水準となりました。

 自民党の高市総裁が掲げる積極財政への警戒感などが要因です。

 外国為替市場でも総裁就任前より急速に円安が進んでいます。

 ただ、高市総裁が金融政策などに対して中立的な姿勢をみせたことから、市場では「勢いがやや緩むのでは」という見方もあります。

 一方、9日史上初めて4万8000円台で取引を終えた日経平均は利益確定の売りが広がり、ほぼ全面安の展開となりました。

 自民党と公明党の連立を巡る協議や野党との連携など、政治の不透明感への警戒も影響したとみられます。

 10日の終値は9日より491円安い4万8088円でした。

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